停電時は防災グッズが明かりを確保|ろうそくの危険性

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  • 「ろうそくは停電のとき、明かりを灯すのによく使うから準備しておきなさいっておばあちゃんに言われたけど、ろうそくって使っていいのかな?ろうそくを使ったことで火事になったニュースを昔みたことあるけど‥」

私は元消防士です。大規模な停電が発生した際に出動した経験もあります。停電時の対応を理解していないと火災などの二次災害を招く恐れがあります。そこで本記事では、停電時に発生する火災の危険性を高める“ろうそくの危険性“を3つの理由を挙げて具体的に解説します。また後半では、ろうそくの代わりになる安全性の高い防災グッズの紹介や、停電の際に火災を発生させない予防策もお話しますので、最後まで読んでみてください。それではいきましょう。

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【火事の危険】ろうそくは停電時の防災グッズとして適していない3つの理由

ろうそくが停電時の防災グッズとして適していない理由は以下の3つになります。順を追って解説します。

【ろうそくは停電時の防災グッズとして適していない理由1】停電時に必要なのは屋内だけではないから

停電時、屋内であるなら火を灯せば明かりを確保できますが、屋外だとどうでしょうか?屋外は風を防ぐこともできません。それに移動している状況をイメージしてください。自分が歩くだけで火は揺れて、早く動けば火は消えてしまいます。ろうそくを覆うグッズを用意すれば火が消えることはないかもしれませんが、懐中電灯やランタンの方が確実に安全ですよね。

【ろうそくは停電時の防災グッズとして適していない理由2】使っている最中は目を離せない

ろうそくに火を灯している状況で、目を離すのは危険です。当然ですが、目を離したすきにろうそくが転倒してしまい、火災を招く恐れがあるからです。四六時中、ろうそくから目が離せないのもデメリットと感じます。火を見張っている人が疲れでウトウトと寝てしまい、火災を発生させてしまったという話も聞いたことがあります。また、ガスが漏れしている屋内で火を使用すると引火する危険もあります。大規模な停電時は、消防車もすぐ駆けつけられない可能性が高いので、火の取り扱いには注意しなくてはいけません。

【ろうそくは停電時の防災グッズとして適していない理由3】水害時には使いづらい

水害で水が近くにある状況ではろうそくは使いづらいです。火は水に弱い性質があるからです。屋内で使用していても、台風などで浸水してしまった状況では、漏水などで水を吸った壁などの湿気で火が消えてしまう可能性もあります。水滴が天井から垂れ、ろうそくに触れ、消えてしまうこともあります。つまり、水に弱いのがろうそくのデメリットです。

【補足】ろうそくを使うのは高齢者に多い

高齢者は昔からよく使ってきたろうそくを使用する頻度は若い世代より多いそうです。高齢者こそ、ろうそくが倒れるなどして火事が発生した際に対応が後手に回りがちです。ランタンや懐中電灯など安全性の高い明かりを確保できる防災グッズを準備すべきでしょう。ライトのみならず、高齢者の防災対策グッズに関しては別記事で紹介しています。

 

ろうそくは役に立たない防災グッズにランクイン‥

ろうそくは役に立たない防災グッズにランクインしていました。その理由は、それよりも安全性の高い商品(ランタンなど)があるからです。それに、ろうそくを防災のために購入して長期保管していると、湿気などで駄目になることもあります。定期的な買い替えを検討しなくてはならず、融通がきかない商品でもあります。ちなみに、それ以外にランクインしていた防災グッズは、懐中電灯、乾パン、新品タオル‥新品タオルは、確かに最初、水を吸わなくて使い勝手が悪い。乾パンも保存しておいていつのまにか賞味期限切れに。防災グッズあるあるです。ちなみに消防署でも長期保管していた乾パンや災害用ビスケットの期限切れが食堂などに置かれ、小腹がすいた若い職員が食べている風景をよくみかけます。

 

停電時に活躍する明りを灯す防災グッズおすすめ人気ランキング4選

停電時に活躍する明かりを灯す防災グッズを4つご紹介します。ご紹介するに当たり、注目した点は下記です。

  • マッチやライターなどで着火は必要ない
  • 利便性が高い

上記2点を加味して選出しました。

【停電時に活躍する明りを灯す防災グッズランキング第1位】防災用備蓄ライト48時間

長時間発光してくれるケミカルライトです。パキッと折るだけで、使用できます。ライターやマッチ、乾電池など必要としません。フック部分が付いており引っ掛けることや、吊るすこともできるので利便性は高いアイテムです。保存期間は6年。一度使えば12時間照灯します。家族分準備することも容易にできるので、多めにストックしておくのも適しています。

【停電時に活躍する明りを灯す防災グッズランキング第2位】ツーウェイランタン

ライト、ランタン2つの機能を兼ね合わせた商品です。ライトとしての光量も一般的な懐中電灯としては明るいと言った口コミがありました。距離は10m程度、明るさの範囲は直径1m程度を照らせるイメージです。吊るすこともできますし、軽いので扱いやすいのもメリットです。注意点は、使用に乾電池が必要です。

【停電時に活躍する明りを灯す防災グッズランキング第3位】水で光る LEDライト ヒカルッチ君

こちらの商品は、電池やライターなど使わずに明かりを灯せる防災グッズです。1秒間水を垂らすだけで48時間(2日間)点灯するLEDライトです。最大168時間。地震などで長期停電となった際は、スマホのライト機能で不要に電池消費したくありませんし、ろうそくは火災の危険が伴います。水だけで使用できるのは大きなメリットです。明るさの程度は、8畳ほどの広さなら居間の3分の1は明るくなると口コミにあがっていました。

【停電時に活躍する明りを灯す防災グッズランキング第4位】Litom LEDヘッドライト/センサー機能

ヘッドライトの良いところは手が空くことです。荷物を持って移動する際にも、顔を向ければ光を照らせるので移動時に重宝します。懐中電灯では、どうしても手でもたなくてはならないため、地震などで家屋の倒壊した場所を移動中などは身の危険が高まります。両手の空くヘッドライトの方が安全に移動できますね。

 

停電と火災の危険|消防士が伝えたい停電時に注意してほしいこと

多いのは、先に解説した「ろうそく」による火災ですが、それと同じく多いのが「通電火災」です。通電火災とは、復旧により倒壊建物内の電化製品に電気が流れることで発生する火災のことです。電気ストーブや照明器具が可燃物と接触していることで発生するのが主な原因です。避難所へ避難する前に電化製品が可燃物と接触していないことを確認していたとしても、その後の余震などで倒れてしまい、復旧した後に火災を発生させてしまったということもあります。

対策としては「ブレーカーを落とす」です。電源プラグを外すことはもちろん、ブレーカーを落として確実に通電火災が起きないよう努めましょう。とはいえ、地震発生直後はブレーカーを落とすことに気をかける余裕もなく避難するケースも十分考えられます。事前に「感電ブレーカー」を用意しておくのも1つの手段です。地震の揺れを感知して自動でブレーカーを落としてくれる便利な器具です。

リンテック21 感電ブレーカー

まとめ|身近な人にもろうそくの危険性を伝えよう

ろうそくの危険性について話してきました。

ろうそくは停電時の防災グッズとして適していない3つの理由

  • ①停電時に必要なのは屋内だけではないから
  • ②使っている最中は目を離せない
  • ③水害時には使いづらい

ろうそくの危険性をまだ知らない方も少なからずいます。特に昔から使ってきた高齢者に多い傾向です。高齢者にこそ伝えたいところですが、単刀直入に「危ないから使わないで」と目上の方に言うのは忍びないですよね。たとえば、防災グッズをプレゼントするなど間接的にろうそくより安全性の高い防災グッズを紹介するのも1つの手段です。あなた自身だけのことではなく、あなたの周りの大切なご両親や身近な人のことも考えて行動してみてください。

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