地震が起こる仕組み – 断層とは?余震とは?

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地震が起こる仕組みをご存知でしょうか?本記事では、地震が起こる仕組みについて解説します。

この記事を書いている私は元消防士。地震による災害が発生したときに消防署で勤めており、地震の恐ろしさを目の当たりにしました。私達、人間の力など地震の前では無力に等しい……。そんな絶望を味わった身として、地震に対して知識を深めることも必要と感じるようになりました。

この記事では、地震が発生するメカニズムを簡単に説明します。

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【地震のメカニズム】「プレート」と「断層」がキーワード

地震が起こる原因は、「岩盤のずれ」です。地球は「内核」「外核」「マントル」「地殻」という層でできていると言われています。マントルと地殻の近接する場所に硬い岩盤があり、これを「プレート」と言います。地球には数十枚のプレートで覆われていて、マントルに乗っかっているので、ゆっくりとですが移動しているのです。

※マントルは、固体の岩石でできていますが、液体のようにゆっくりとした速度で対流運動していると考えられています。プレート同士ゆっくりと動いており、ひずみが発生し、耐えきれなくなると地震を発生させます。これを「プレートテクトニクス」と言い、地震の発生する理由として一般的に知られています。プレート間が接する面に凹凸があるなど接する面の摩擦が大きいと、海のプレートが陸のプレートの先端を引き込みながら沈みます。すると、そこにひずみがたまり、限界を超えた時に地震が発生するのです。

日本近海では海のプレートが山のプレートにもぐり込んでいるため、プレートの境目では地震がよく起こります。海のプレートは大陸に向かって1年に7〜8cmくらいずつもぐり込みます。この緩やかなプレートの移動が進み徐々に耐えきれなると大地震を発生させます。

【「断層」による地震が多い日本】地震のタイプは3つ

地震のタイプは3つほどありますが、断層の多い日本では「断層型地震」が多く発生しています。

地震のタイプは3種類あります。

  • 海溝型地震
  • 断層型地震
  • 火山性地震

です。

海溝型地震は東日本大震災が有名ですが、断層型地震が多いのが日本で起こる地震の特徴と言っても過言ではありません。

断層による地震を挙げると、

・阪神淡路大震災(1995年)
・新潟県中越地震(2004年)
・熊本地震(2016年)
・大阪北部地震(2018年)
・北海道胆振東部地震(2019年)

上記は全て断層型地震によって発生しています。日本全国どこでも活断層が走っていることがわかります。日本には2千ヶ所もの活断層があると言われていますので、どこで地震が起きても不思議ではないのです。

余震とは【余震と本震との関係性】

余震とは何か知っていますか?余震とは、ですが、概ね本震の断層に沿って地震が多数発生している場所を余震域と考え、その中で発生した地震を余震として扱うことが一般的。地震が発生すると、その地震が発生した地域周辺で小さな地震が多数発生します。最初の大きな地震を本震。その後発生した小さな地震を余震と呼びます。余震は本震の直後がもっとも多く、時間経過とともに少なくなっていきます。大きな地震で家屋損壊が発生していることもあり、余震発生には注意が必要です。余震が発生することを考えて、精神的ストレスを与えることも余震の悪影響の1つです。

地震活動は3パターンあり

いきなり大きな地震がくるタイプや、少し揺れが起きてから大きな地震がくるタイプ、大きな地震が起きて、小さい地震が何度かきたと思っていたら、最初の大きな地震より大きな地震が発生するタイプの3つのタイプにわかれます。タイプが1つではなく、予測するのが困難なので「正直、怖いな」と感じる人が大半なのではないでしょうか。

① 「前震ー本震ー余震」

小さな揺れの地震が最初に発生(前震)し、その後に大きな揺れが発生(本震)。その後も小さな揺れ(余震)が継続する型です。この型では、前兆の揺れがあるため本震に備えることができます。

② 「本震ー余震」

突然大きな揺れの本震が発生するタイプが「本震ー余震」タイプです。本震の後は、本震より小さな揺れが続きます。余震の程度は本震ほどの揺れにはなりませんが、本震で住宅等が損傷を負っている可能性が高いため、余震で倒壊する恐れもあります。

③ 「群発的な地震活動」

「群発的な地震活動」は、地震活動が不規則に発生し、一定期間発生するタイプです。地震の揺れの予測がつかず、「本震ー余震」「前震ー本震ー余震」のような一貫性がありません。結論から話すと、本震があったからといって安心することはできません。地震の型は一連の地震が終息するまでわからないからです。ですので、地震が発生したら、「また大きな地震が起こるかもしれないと思って心構えておきましょう。

地震大国「日本」|地震を学び備えよう!

地震はまだ判明していない部分もありますが、多くのことが研究によって明らかになってきています。起こりうるリスクを想定して行動することが大きな損失を防ぐことにつながります。地震の構造を学び、災害に備える準備をしましょう!災害への防災グッズの備えは十分ですか?

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