日本列島ハザードマップ一覧まとめ

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日本のように災害の多い国において、ハザードマップは必要不可欠な存在となりつつあります。各自治体でハザードマップを作成しており、インターネットでもハザードマップポータルサイトを利用して見ることができます。ですが、ハザードマップどう確認するのか?今回の記事で具体的な手順まで詳しくまとめました。ハザードマップの重要性を伝えたく、近年の災害状況をはじめに紹介しつつ、日本列島のハザードマップ確認方法を紹介していきます。後半では、ハザードマップの使えるポイントも紹介していますので最後まで読んでください。それでは行きましょう。

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災害大国日本|近年の災害状況

日本は災害大国と比喩されるほど、災害の多い国です。近年で発生した災害を列挙すると……

2018年7月7日 西日本豪雨

中国地方に大きな被害をもたらした豪雨。記録的な豪雨で橋を流してしまうほどの惨状に。3年経過した今でも復旧していない箇所が存在するほど大きな爪痕を残しました。

2020年7月3日以降 令和2年7月豪雨

熊本県の球磨川流域に甚大な被害をもたらしました。線状降水帯の影響で球磨川流域が氾濫し、大規模な浸水が各地で発生しました。

2021年2月13日 福島県沖地震

東北地方沖を震源とする震度6弱以上の地震。住宅の全壊は69棟にのぼり、死者1名、重傷者16名を出す人的被害も起きました。また、最大20cmの津波を観測しました。

2021年7月3日 熱海 土砂災害

静岡県熱海市において発生した土砂災害は、令和3年に入って私達がはじめて遭遇した自然災害ではないでしょうか。梅雨前線の影響で大雨が発生し、土砂災害を起こしたのです。多くの家屋を流しました。

災害の危険を察知しておくことが大切!

近年だけでも、多くの災害に見舞われています。だからこそ、災害の危険を察知し、平時から行動しておくことが大切なのです。

 

日本列島のハザードマップ一覧の確認方法

結論、ハザードマップポータルサイトを使ってみることで確認できます。では、あなたの日本列島のどこでも検索できるのか。使い方はどのようなものなのかを、上記ハザードマップポータルサイトを実際に使って確認していきましょう。

 

ハザードマップの見方

ハザードマップを実際にみながら、日本列島の危険区域を確認していきましょう。今回は「重ねるハザードマップ」の場合です。

① ハザードマップポータルサイトへ

ハザードマップポータルサイト

② 調べたい地域の場所を検索

画像ハザードマップポータルサイト

③ 災害種別を選択

選択した災害のリスクがある場所だけ色が変わり表示されます。赤く濃い地域は危険度が高く、黄色く表示されるは危険度が低いことを指しています。色の変化がなかった区域は選択肢した危険度がないことを示します。

④ 複数の災害を重ねてみることもできる

上記は津波を選択したものです。色の変化している地域が変わっていることがわかります。ここに、先に紹介した洪水のハザードマップを重ねてみます。

上記のような形で重ねて「災害」のリスクを知ることができます。災害リスクを的確に理解することで、何の災害が発生した時にどこへ避難すればいいのかをハザードマップを通して確認できるのです。その利点がハザードマップの最も重要なことと言えるでしょう。

 

ハザードマップはインターネットで閲覧するだけでなく紙媒体でも所持がおすすめ

ハザードマップはインターネットで閲覧できる国土交通省のハザードマップポータルサイト。その中に入っている2種類の「重ねるハザードマップ」「わがまちハザードマップ」と併せて紙媒体でハザードマップを所持しておくことをおすすめします。なぜかというと、災害時にインターネットを使用できない可能性があるからです。全てを電子化しておくのは身軽にはなりますが、リスクもあることを知っておかなければいけません。紙媒体のハザードマップは、各自治体で作成しています。あなたの住む地域の市役所などに出向き、受け取っておくと安心です。自治体発行のハザードマップは、各地域の詳しい災害危険を掲載していることが多いですし、各自治体独自で考案した避難方法などの掲載もあるので、ぜひ閲覧してみてください。

避難について等、災害時に必要な情報も汲まなく掲載されています。

地震ハザードマップも各地域にわけて情報が掲載されています。避難所などの情報も見やすくてわかりやすいです。

 

えっこんなにもハザードマップは使えるの?|使えるポイント5選

ハザードマップは災害時のことを考えた構成で作成されています。使えるポイントを5つに絞りまとめました。順に解説します。

【ハザードマップが使えるポイント1】8つの災害種類を調べることができる

8つの災害とは、「洪水」、「津波」、「土砂災害」、「火山」、「地震」、「内水」、「高潮」、「宅地」です。これらの災害のリスクがあるのかどうかハザードマップを見て確認できます。国土交通省の出しているハザードマップポータルサイトでは、8つのうち4つの災害(「洪水」、「津波」、「土砂災害」、「高潮」)までしか確認できません。上記以外の自然災害について調べたい時は、各地域の自治体が発行しているハザードマップをご活用ください。

【ハザードマップが使えるポイント2】自分の住む地域にどんな災害リスクがあるか学べる

自然災害も地域によって大きな変化があります。よくいう「地域性」というものです。山が近い地域では土砂災害の恐れが。海が近い地域では津波や洪水といったようにリスクが各地域で異なります。とはいえ、細かいリスクまで把握できていない人が多いのではないでしょうか?

例えば、「長く住んでいるけれど、地盤がゆるい地域で液状化現象が実は発生する地域に住んでいた」

また、地元とは異なる無縁の地域に引っ越してきた人なら、自分の住む地域の災害リスクを全く知らないのも不思議ではありません。長く住んでいる人も、そうでない人もハザードマップから学ぶことは多いはずです。

【ハザードマップが使えるポイント3】実際の避難ルートを確認できる

避難ルートを家族みんなで確認したことはありますか?なかなか機会がないと実行に移す人も少ないかと思います。

ハザードマップをみると、

  • 避難所がどこにあるのか
  • 避難所までのルートにどんなリスクがあるのか
  • 避難所が自宅の周りにどれくらいあるのか

を確認することができます。「もし地震が発生したら、自宅へ。自宅に避難する方が危険な場合は〇〇小学校へ避難しよう」といったように、家族間で情報共有しておくことで災害時、慌てずに行動できます。

【ハザードマップが使えるポイント4】重ねるハザードマップでは複数のハザードマップを重ねて地域のリスクを確認できる

インターネットで閲覧できる重ねるハザードマップでの話ですが、複数のハザードマップを同じマップ内で確認することができます。これにより、同時にどんな危険が発生するのか知ることができ、避難行動の担保になります。例えば大雨が降っている中で大地震が発生したケースで考えると、「洪水」と「津波」の危険が伴います。

画像:ハザードマップポータルサイト

危険な地域から離れ、これから起こりうるリスクに対して、避難するのか、それとも自宅で待機した方が安全なのかなど、シミュレーションすることもできます。

【ハザードマップが使えるポイント5】通行規制のかかる場所を把握できる

重ねるハザードマップでは、道路防災情報も得ることができます。災害によって冠水危険などにより交通網の遮断される場所を事前に知ることができます。安全に避難するためには、通行規制の情報も把握しておくことも求められます。ハザードマップの使えるポイント5選を紹介してきましたが、もっと詳しく知りたいという方は下記の記事をみてください。

 

まとめ|いざという時に慌てないためにハザードマップを活用しよう!

日本全国のハザードマップを容易に確認できる時代です。ハザードマップは、これからの時代、災害時の情報を確認するためにも必須ツールと言って過言ではないでしょう。とはいえ、ハザードマップの存在を知っているだけでは何の役にも立ちません。各自がハザードマップを開き、防災の情報を知ることが、いざという時に慌てず安全に行動できるポイントになるのではないでしょうか?

 

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