近年、日本の各地で場所や時期を問わずに大規模災害が起こっています。防災意識が高まりつつある現在、災害が起こったときに向けて防災グッズは、あらゆる種類が販売されています。しかし、残念ながら大半のものは障害のある方に向けては作られていません。災害が起これば、障害者の避難は容易ではありません。2016年に障害者差別解消法が施行され、災害時要援護者名簿が義務化されました。しかし、災害時時援護者対策はまだまだ行き渡っていないのが現状です。実働できるマニュアルと名簿作成が統一化されておらず、各自治体ごとにばらつきがあります。
行政は避難経路、避難場所、仮設住宅、避難物資配布の方法などを見直し障害者が見落とされることのないよう配慮していくべきであります。福祉避難所を設けているところもありますが、知名度は低く理解も得られていません。そもそも、障害者でもどこの避難場所でも受け入れることが前提でなければなりません。また、障害者を受け入れるにあたって、福祉専門職を追加していく方法で考え直すことも必要です。障害者にも様々な特性があり、それぞれの特性に合わせた配慮が必要です。大まかに分けて以下のような特性があります。
これらを踏まえ、今後の各自治体の体制強化及びより深い理解を進められることを期待したいですね。
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災害時の備え!障害者のための防災グッズおすすめ人気ランキング7選
自治体主体で受け入れ体制を整えるのは、命題ですが、各個人でもそれぞれの特性に合わせて備蓄、避難持ち出し袋の準備が必要になります。障害者は規制の防災グッズを選ぶ際に、各防災グッズの注意するポイントを以下に述べます。
持ち出し袋
- 中身の出し入れのしやすさ
- 持ち運びやすさ
防災ラジオ、懐中電灯などのグッズ
- 説明書のわかりやすさ
- 電池の入れ替えやすさ
- スイッチの切り替えやすさ
- 重さ
レインポンチョ、ヘルメットなどのグッズ
- 脱ぎ着のしやすさ
以上のことを考慮しながら、自分が使いやすいグッズを揃えることでベストな非常持ち出し袋が完成するはずです。ここからは、障害者のためのおすすめグッズをご紹介します。
【障害者のための防災グッズランキング第1位】 視覚障害者用防災ベスト
視覚障害者を表す国際シンボルマークをプリントしたベストです。このベストを着用すると、緊急避難の場合に自らの存在をアピールして避難所への誘導を受けやすくなります。災害時には、普段以上に周りの助けを借りる必要があります。周りの方も、手助けをアピールされることで、協力しやすくなりますので、お互いのためになります。
【障害者のための防災グッズランキング第2位】 筆談ボード
磁気のメモボードです。紙では雨の中での避難の際には使えません、磁気ボードは濡れても使えますし、何度も繰り返し使えるのでとても便利です。避難所や避難する際に、発声障害がある方は意思疎通を図るためにも必要なものです。避難所に手話のできる方が常時滞在しているとも限りませんので、多くの人と意思疎通を図るために常備しておきましょう。
【障害者のための防災グッズランキング第3位】 補聴器などの電池
聴覚障害のある方は、補聴器は常に身につけているので、避難の際に忘れることはありません。しかし、電池まで常に持っていないと思います。避難所生活が長期化することも考えて、補聴器の電池は非常持ち出し袋に入れておきましょう。補聴器の電池などの特殊なものは避難所救援物資で手に入りにい物ですので、しっかりと準備しておきましょう。
【障害者のための防災グッズランキング第4位】 床ずれ対策用グッズ
寝たきりや自分で頻繁に体の体制を変えられない方は、床ずれを防止するグッズがあると役立ちます。3箇所に高さを変えられる調整パッドがついているので、正確に調整できます。避難所では狭いスペースで硬い床寝ることも考えられます。ベルトタイプで寝返りを打ってもしっかりサポートしてくれます。
【障害者のための防災グッズランキング第5位】 アイマスク、耳栓
障害のある方は、普段と違う環境に慣れるまでに時間がかかります。避難所では、なかなかプライベートを保てません。避難所は、昼夜を問わず人の出入りが激しく、物音も響きます。そのような環境でも睡眠を取らなければ、体調を崩します。アイマスクと耳栓で周りの音を遮断して、少しでも睡眠時間を確保する必要があります。避難所で、自分のペースを乱されないために耳栓とアイマスクは役に立ちます。
【障害者のための防災グッズランキング第6位】 持病の薬
平時から薬を服用している方は、1回分ごとに小分けして入れておきましょう。避難所で普段と違う環境では、特に体調管理が重要です。持病の薬は、救援物資としてはなかなか手に入らないかもしれません。薬が飲めないことでより不安が増す可能性もあります。忘れずに常備しておきましょう。
【障害者のための防災グッズランキング第7位】 障害者手帳、療育手帳、健康保険証、介護保険被保険者証
お薬手帳、障害者手帳などを一括してケースに入れて持ち歩いていると安心です。避難所であらゆるサポートを受ける時や、手続きをする際にもこのような手帳があればスムーズに進みます。避難の際に事情をよく知っていてくれる方と、離れ離れになる可能性もあります。自ら状況をうまく説明できない方は、身につけておくことで、周りの方もサポートがしやすいですね。
まとめ
いかがでしょうか?以上のことを参考に、あなただけの特別の非常持ち出し袋を作成して、いざというときに慌てないように準備しておきましょう。
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