災害ボランティア活動日記② 災害ボランティアバスでの体験

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平成23年3月11日に発生した東日本大震災は、人間の無力さを痛感させられる災害でした。10年経った今でも、完全な復興に至らない地域もあります。私は元消防士。震災当時、私は非番でしたが非常招集がかかりました。私達に何ができるのか・・・・・・東日本大震災は深く考えさせられる災害経験になりました。

  • 何かしてあげたい
  • 少しでも被災地の力になりたい

以前の書いた気仙沼の昆布工場にボランティア活動した時の体験談でお伝えしたように「行動力」が大きなカギとなります。

      防災対策グッズの売れ筋チェック

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      福島県へ行ったボランティアバスツアー

      ボランティアバスツアーに参加した時のことですが、なぜボランティアバスを選んだのかというと、仕事の都合で休みが取れなかったからです。行った内容は、瓦礫の撤去作業です。瓦礫の撤去と書きましたが、撤去作業するのは大きな瓦礫ではなく、小さな瓦礫。ある程度、処分の終了した場所でボランティア活動するので、重労働というほど作業はありません。

      しかし、2〜3時間ほど休憩をはさみつつ作業することになります。私が行ったのは秋に差し掛かる9月下旬でした。残暑の中、作業を行います。日差しを遮る帽子、作業中にケガしないように軍手、長ズボンをする、適度に休憩を取り水分補給する等、対策を行ったことを記憶しています。30人乗りの大型バスで都心から出発するボランティアバスツアーです。男女比はちょうど半々くらいで、若い人ばかりでなく50代、60代と思われる方々も参加していました。

       

      ボランティアバスをおすすめしたい人|2つの理由

       ボランティアバスをおすすめしたい人は、2つの理由に当てはまる人です。

      【ボランティアバスをおすすめしたい人1】ボランティア初心者

      ボランティアバスをおすすめしたい人は、ボランティア初心者です。ボランティアをしたい気持ちはあるけど、どうやって初めたらいいかわからないといったように困っている方は向いているでしょう。なぜなら、ボランティアバスに参加すれば、ある程度の流れは周りをみながら行えばできます。ボランティア中のルール、マナーを学ぶにはうってつけですので。またお弁当の準備をしてくれるツアーもあります。まとめると、ボランティアの基礎知識がなくても、ツアーのため安心感があることが初心者にとって精神的支柱になるのではないでしょうか。

      【ボランティアバスをおすすめしたい人2】1人で参加したい人

      もう1つのおすすめしたい人は、1人で参加したい人です。ボランティアバスは、1人でも参加しやすい仕組みになっています。ボランティアバスツアーに募集して当選さえすれば、バスの発着所へ行き被災地へ行くだけで済みます。もちろん、自家用車でボランティアに行くことも可能ですが、現地へ行くのだけでも時間と労力がかかります。到着した後もボランティアセンターで受付をする等、やることがありますし、実際にボランティアセンターまで行ったけど、ボランティア活動がなかったといったこともあり着ただけで帰る羽目になった方も聞いたことがあります。上記したような手間も全て請け負ってくれるので、ボランティア活動だけに集中できるのもボランティアバスのメリットです。

       

      わたしがボランティアを行ったことで感じたボランティアの良さとは?

      もっともボランティアをして良かったことは、ボランティア活動を通して自己肯定感を高められることです。人のために何かすることは自己肯定感を高めます。多くの人がボランティアをして良かったと挙げていることは以下の通りです。

      • 社会に役立つ/価値を高めれる
      • 成長に繋がる/自己啓発になる
      • 困った人を助ける/自己満足
      • 恋人や家族がしているから
      • 社会勉強が可能である
      • 自分の実力や常識が試せる など

      つまり、ボランティアには他人の助けになるだけでなく、自分にも返ってくる行為だということがわかります。もちろん、全ての人に当てはまることではありません。「身近な誰かがやっているから自分もやってみようか」と軽い気持ちではじめた人も多いのは事実です。最初のきっかけは、そういった動機だったとしてもボランティアを続けている人には、上記のような気持ちが芽生えているからこそ続けられるのだと思います。

       

      ボランティアへ行く前の事前準備

      「ボランティアへ行きたい気持ちが高まってきた」という方は、まず初めに行うことがあります。それが災害ボランティア活動保険に加入するため社会福祉協議会へ行くことです。詳しい内容は下記の記事で確認することができます。

       

      まとめ

      私達、日本人は世界的にみても恵まれています。紛争、テロにより命の危険を感じる現場も諸外国と比べて少ないです。それに貧困で食うに困るようなことも、国からの生活保護を受ければ起きません。そんな中、日本に起こった大きな震災。多くの命・財産を失い、限られた食料、仮設住宅、公共インフラの通らない生活を余儀なくされました。

      多くの外国人が支援にやってきてくれ、私達にためにボランティア活動を行ってくれました。その姿をみて感謝の気持ちを抱いたことを思い出します。外国人は信仰する宗教の教えからボランティア・寄付をする文化が確立しています。私達が全く同じように真似る必要性はないですが、他者への貢献こそ幸福度をあげることを学ぶべきだと思います。

       

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