私は元消防士。東日本大震災等、大災害を経験。その際の教訓として、「充電問題」を実感しました。現代は、電気は24時間供給されているのが当たり前な環境と化しています。
ただ、地震など被害を受けインフラがストップしてしまうと、電力供給は途絶え、モバイルバッテリーを所持していなければスマホを充電できない状況へと一変してしまいます。災害時でもスマホ充電できる場所を知っておくことが重要です。今回の記事では、スマホを充電できる場所を細かく紹介していきます。学ぶことで災害に備える力を高めましょう。
防災対策グッズの売れ筋チェック
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スマホの充電場所は災害時を乗り切るため必須!
スマホの充電場所は災害時を乗り切るため必須です。具体的にどんな場所があるのかを下記にまとめました。
1つずつ解説します。
コンビニ
コンビニは私達の身近な場所に多く存在します。そういった店舗でも充電可能です。例えば、ローソン、ファミリーマートでは、「Qi(チー)」と呼ばれるワイヤレス式の充電パッドが設置されている店舗が増えています。更に、ローソンでは、モバイルバッテリーのシェアサービス「Charge SPOT」を設置。Charge SPOTのアプリから会員登録した人がモバイルバッテリーを使用できるサービスです。同店舗までモバイルバッテリーを返却する必要もなく、他のコンビニ等に設置されている「Charge SPOT」で返却可能になっています。また、イートインスペースに充電コンセントが設置されている店舗も増えています。ただし注意点は、「災害時にも利用できるかどうか」です。使用可能かは店舗の管理者に確認してみましょう。
キャリアショップ
キャリアショップは、ドコモ、au、ソフトバンクなどを取り扱う店舗を指します。充電スポットは必ずあるので周辺で取り扱い店舗がないか確認しておきましょう。
まんが喫茶
あまり知られていないスポットの1つにまんが喫茶があります。充電設備のない場所が近くにない時は、まんが喫茶も充電スポットだと認識して検索してみましょう。
飲食店
デニーズ、ガスト、PRONTO、タリーズの飲食店では、「Qi(チー)」と呼ばれるワイヤレス式の充電パッドが設置されています。仕事の打ち合わせ等でも使用頻度の高い喫茶店。スターバックスコーヒー、星乃珈琲店にはコンセントが各席に設置してあります。
「土地勘のない場所で喫茶店はあるけど、充電のできるスポットなのかわからない‥」
そんな事を考えている方におすすめのサービスがあります。それが、「電源カフェ」です。このサイトを活用すれば、電源やFree Wi-Fiのあるカフェやレストランを検索可能となります。
「電源カフェ」 https://dengen-cafe.com/
カラオケ
カラオケでもスマホ充電サービスを行っています。確認できているところを挙げると、まずビッグエコーです。ビッグエコーでは、全室に無料Wi-Fiとスマホ充電器を設置。その他で挙げると、カラオケ館とシダックスでは、2019年4月より、全店で、モバイルバッテリーシェアリングサービス「ChargeSPOT」が導入されています。意外と見落とすスポットとして「カラオケ」も頭に入れておきましょう。
車のシガーソケット
車のシガーソケットから充電できるグッズも販売されています。停電時でも、ガソリンがありエンジンをかけることができれば充電可能です。
おすすめのシガーソケットUSB充電器はこちら
都内の公共施設
都内の公共施設で充電できるサービスがあります。それがシティーチャージです。場所は限られており、どこでも使えるサービスではないのがデメリットですが、仕事場が近いなど知っておけば使える可能性があるので、ぜひ覚えておきましょう。
クール・ネット東京 シティチャージとは ~あなたのスマホにエコな電気を~
公共交通機関等(新幹線や空港、タクシー)
新幹線や空港、タクシーなどで充電可能な設備を設置している場所もあるので覚えておきましょう。また、私鉄の駅などでもモバイルバッテリーシェアリングサービス「ChargeSPOT」が導入されており、場所を選ばず充電できます。ただし、災害時にサービスが通常どおり運用されていない恐れもあります。注意してください。
モバイルバッテリーの携行は防災面としても有効
下記の記事は防災グッズの点検項目一覧を掲載したものです。
- いつも携帯する(0次)
- いざという時に持ち出す(1次)
- 家の中に備蓄する(2次)
の3つで防災グッズを準備していく際に、モバイルバッテリーは「いつも携帯する」0次の防災グッズとして数えられます。モバイルバッテリーは利便性が高く、充電能力は高いです。また、車のバッテリーが上がった際に、エンジン始動に使えるモバイルバッテリーも登場しています。それ以外にも、コネクターをスマホやPC等にも使用できるものにすれば汎用性はより高まります。ぜひ、日々の生活にも取り入れてみてはいかがでしょうか?
おすすめのモバイルバッテリー
①エンジン始動にも使えるモバイルバッテリー
②軽さ・コンパクトさ重視のモバイルバッテリー
③バッテリー量の多いモバイルバッテリー
- 関連記事防災グッズの点検すべき項目一覧
充電場所検索アプリの活用
充電場所検索アプリは平時に充電がないとき活躍します。下記のアプリをダウンロードすれば検索可能です。
でも、災害時はどうなの?と疑問に思うかもしれません。その回答として、「災害時は各店舗によって対応は異なる」としか答えようがありません。もしかすると充電を断る店舗もあるかもしれません。ただ1つの選択肢として検討する価値は十分あります。
大震災後に、本当に役立ったスマホ充電グッズ3選
筆者自身も発災後、本当に役立ったと思ったスマホ充電グッズを選出しました。
① USBケーブル
USBケーブル1つあれば、もしパソコンの電力が使える場合に充電することができます。情報の移送以外にも使い道の多いアイテムです。
② 乾電池式スマホ充電器
一般的なモバイルバッテリーは充電するエネルギーは高いですが、モバイルバッテリー自体を充電できないとそこで充電する術は尽きてしまいます。充電式モバイルバッテリーのデメリットを払拭してくれるのが、乾電池式スマホ充電器です。充電スピードは確かに、充電式モバイルバッテリーより劣りますが、乾電池使用という汎用性の高さは災害時こそ本領を発揮します。例えば、乾電池はスマホ充電だけでなく、懐中電灯の電力源にもなります。
災害時の時のことを考えて1つ用意しておいてもいいかもしれません。
③ スマホ充電できるラジオ
災害時の情報収集だけでなく、スマホ充電できる機能を持つラジオも登場しています。注意点としては、ただし、手回しのタイプの場合、体力を使うというコメントも挙がっています。それに、避難所などで使う際には音が気になるという意見も。使用の際には注意してください。ラジオは日々進化を続けています。これから近い未来、大地震がくると言われており、備えを行っていく中で、ラジオも最新のものを取り揃えてみてはいかがでしょうか?
緊急!災害時にスマホを充電できる場所のまとめ
災害時にスマホを充電できる場所のまとめです。実災害時には、大規模な停電状態となり、これまで紹介してきたスマホ充電スポットが使えないかもしれません。とはいえ、これらの情報を知っているのと知らないのとでは、動き出しに差が生まれます。いざ災害が発生した時、あなたが準備してきた情報、備蓄品などが、あなた自身を守る武器になります。