あなたの一歩踏み出す行動力が被災地もあなた自身も変えていく。東日本大震災から10年経ちました。インフラ整備は進み、津波の傷跡を感じさせないほどに復興が東北地方では進んでいます。ですが、被災者の方々の中には今でも記憶の中に残り続けています。2011年3月11日に起こったマグニチュード9.0の地震は、日本の震撼させる大災害をもたらしました。そんな中で、何を思い、何を考え、そしてこれから何ができるのか‥様々なことを考えていた中で、私が行ったボランティア活動について記事にまとめました。
この記事をみれば、
- 東北地方で行っていたボランティア活動の内容がわかる
- ボランティアへ向かう道中から実際のボランティア活動までのことを詳細に書くので、実際のボランティア活動がイメージしやすくなる
- ボランティア活動を行ったことで何が変わったのかを知れる
上記のことが理解できるようになります。ボランティアへ行ってみたいけど、実際にボランティアへ行った人の話を聞いてみたい。そんな方は、ぜひ本記事を読んでみてください。
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ボランティア活動の種類
「ボランティア活動って実際にどういうことをやるのだろう‥」
「私にできるのかしら‥」
ボランティアのことを知らない人は、こんな悩みを抱いている人も少なくないです。具体的な内容は下記のようなものです。
- 避難所で洗濯の手伝いや炊き出しなど食事の準備、配食作業
- 生活支援物資の搬送・整理・配布
- 話し相手
- 子どもの遊び相手
- ペットの世話
- 災害時の生活支援に役立つ情報の収集と提供
- 買い物などの家事の代行
- 家財の片付けやゴミの搬出
- 家の清掃
- 被災者を元気づけるイベントの企画・実施
- その他、復旧・復興のための活動
- 被災者やボランティア活動を支援する募金運動
ここからわかることは自分にもできそうなことがたくさんあるってことに気づけたのではないでしょうか?
「意外と自分にもできることありそう!」
「へー知らなかった。ああいう形でボランティアもできるのだ。」
そんな気持ちを持てるような内容です。ただ、それでも実際にボランティアへ行く人と行かない人とに別れます。そこに大きな影響を与えるのが精神的要因です。
- ボランティアへ行くのも何を準備すればいいのかわからない
- ボランティアってどこで手続きするの?
- 色々とやらないといけないのは面倒だな…
このような感じで、ボランティアへ行くのが億劫になってしまいます。このメンタルブロックを解除していかなくてはいけないので、ボランティアへ行く人、行かない人に二極化されるのです。
ボランティア活動体験を通じてもっとも必要なことは”行動力”
それでは何をすればボランティアへ行くのは面倒だな‥と思っているメンタルブロックを解除できるのかというと、それは行動することが1番効果的です。身も蓋もない話をしていると言われているかもしれませんが、やはり1番の解決策でしょう。なぜなら、ボランティア活動体験を通じて、私が1番大切だと思ったことがボランティアへ行こうとする行動力だからです。ボランティアは難しいことではないです。ただ、それを行うまでの過程でつまずきます。なので、ボランティアへ行く・行かないを決めるのはメンタルが大きく左右するのです。だからこそ、ボランティア体験を伝え、行動するきっかけを与えることが必要だと感じます。本ブログ内で紹介している記事を活用すれば、ボランティアへ行くのは面倒と感じている気持ちを少なくできるようになるはず。
そして、本記事では実際のボランティア活動の体験記を通じて、ボランティアへ行くことってどういうものなのか確認していきましょう。
実際のボランティア活動「気仙沼の漁港 昆布加工会社でのボランティア活動」
1日目 (出発日 某関東地域の自宅〜気仙沼へ車移動)
私は関東圏に住んでおり、気仙沼まで約3〜4時間要します。この時のボランティアでは、1日目が移動日、2日目にボランティア活動という形で作業を予定しました。1日目は気仙沼へ向かうのがメインです。関東圏から出発し、東北道を利用して向かいました。
その道中では、
- 気仙沼に設置してあるボランティアセンターの情報
- 現地の天気予報
- 道路渋滞情報
上記のようなものをインターネットで検索して、随時チェックしていました。現地ボランティアセンターへ到着すると、まずボランティアセンターで受付を行います。その際に災害ボランティア活動保険の加入有無を聞かれるかと思います。必ず事前に加入しておくことをおすすめします。その後、ボランティアのマッチングという振り分け作業を指示されます。現地のボランティアニーズは日々更新されていきます。どういったニーズがあるのかは、ボランティアへ行った時にしかわかりません。ある程度、どういったニーズがあるのか現地ボランティアセンターで確認しておくといいでしょう。
<注意したいこと>
- 現地ボランティアセンターの情報チェックは頻繁に
中には現地ボランティアセンターが、ボランティア受入をストップするケースもあります。行っただけ損にならないように随時チェックしておいた方がいいです。 - 宿泊先の確保
宿泊先はボランティアへ出発する前になるべく確保しておきましょう。何も準備しないで行くと、当日に宿を探さなくてはいけません。ボランティアセンターや避難所は宿泊先ではありません。しっかりと宿泊先を確保するないし、車中泊やテント泊できる準備などしておきましょう。
2日目 (ボランティア活動日)
ボランティアは2日目に行いました。2日目もまずボランティアセンターへ行って、ボランティア内容を確認。それから、ボランティア活動現場へ移動します。その日は、雪混じりの天候でとても寒かったのを記憶しています。現地での具体的な作業内容は、昆布を大きな箱へ移動させる運搬作業でした。昆布といっても箱いっぱいにするとかなりの重量になります。大きな昆布をゴム手袋した手で持ち上げて箱に入れる‥思った以上に重労働で、腰にくる作業でした。昼食には、茹でた昆布をいただきました。温かくてカラダにしみる味でした。
現地の人との触れ合いもボランティアだからこそ経験できることで貴重な体験となりました。そして、辛い境遇にあわれた現地の人を勇気づけられることにもつながります。その後、昼も同じ作業を2時間程度。休憩をはさみながら作業しました。そして、夕方15時頃には撤収作業。一旦ボランティアセンターへ移動。活動報告をした後に、帰路へ向かいます。現地付近には日帰り入浴可能な温泉や、地元の料理が食べられる飲食店がありましたので、立ち寄り疲れを流してから帰りました。良かった点をまとめます。
<被災地ボランティアを経験して良かった点>
- 被災地でボランティアをすると現地の人と触れ合う機会もある。それは、間違いなくボランティアへ行った人しか味わえない経験。
- ボランティアバスツアーなどでボランティアへ行くことも可能だけど、ここまで濃厚な触れ合いができるのは自分たちでボランティア申請を行ってするボランティアならでは。
【災害ボランティアを経て】私達にもっとも必要なことは「行動力」
私が実際にボランティア活動をやってみて何より大事なことは行動力だと思います。何をやるにしても行動しなければ始まりません。もちろん、ボランティアへ行くことだけがボランティアではありません。
- 支援物資を送る
- 支援金を募金する
こういったことも行動力の1つの形です。あなたが何歳で、性別が男性、女性どちらであっても、誰にでもボランティアをしたい気持ちがあれば、できるのがボランティアです。あなたができる範囲の中でボランティア活動をしてもらえれば、被災地の方々のためになります。ただ、その中でも現地へ行ってボランティアをするメリットは、肌で被災地の状況を感じてボランティア活動を行います。ですので、現地の方々から掛けられる言葉などもあって感じる力は大きなものになります。また、その経験は”自分自身の行いを見つめ直す”ことにもつながります。あなたの中に、「現地にいって被災地の方々の役に立ちたい」と思う気持ちがあるのなら是非、ボランティアへ行ってみることをおすすめします。
ボランティアへ行く前の事前準備
「ボランティアへ行きたい気持ちが高まってきた」という方は、まず初めに行うことがあります。それが災害ボランティア活動保険に加入するため社会福祉協議会へ行くことです。詳しい内容は下記の記事で確認することができます。
まとめ|年齢や経験は関係なし!必要なのは行動する気持ち!
災害ボランティアした体験談をまとめてきました。この記事内で伝えたかったことは、冒頭でも伝えたように、結論は行動する心を持ちましょう。一歩踏み出すことさえできれば、
「ボランティアにきてよかった」
「人のために役に立つことができた」
とあなたもきっと思えるようになるはずです。ただボランティアへ行く準備、日程調整、費用‥‥どれも面倒に思ってしまいますよね。だからこそ行動してボランティアへ行った経験をするべきなのです。あなたが熱い気持ちを持ち、一度でもボランティアへ行った経験ができれば、
「また行こう」
と思えます。あなたの行動が被災者の方々の為になる。そして、あなた自身の成長にもつながる。それがボランティアへ行く目的です。だから、年齢も経験も関係ありません。一歩踏み出す行動する力を持てるようにしましょう。それをバックアップする情報は本ブログで紹介しています。