住宅火災によって毎年どの位の方が亡くなっていると思いますか?大体1,000人の方が亡くなっています。その半数の死因は、「逃げ遅れ」です。しかも死者の約70%が65歳以上の高齢者が占めています。火災による死因の大半を占める逃げ遅れの原因は、高齢や病気、体が不自由なため逃げ遅れたり、熟睡していたため逃げ遅れたというものです。
住宅火災の火元の原因は、「タバコ」「ストーブ」「電気器具」「コンロ」が大半を占めています。タバコの火が布団に燃え移ったり、ストーブの火が洗濯物に燃え移ったりして火災となります。住宅などの財産だけでなく、一番大切な命も奪う恐ろしい火災からの逃げ遅れを防ぐためにはどうしたらいいのか?まずは、火災そのものを起こさない防火対策を心がけなくてはなりません。火災の発生を防ぐための3原則を守りましょう。
- 寝タバコは絶対にしない。
- ストーブの近くに燃えやすいものを置かない。
- コンロに火をつけたまま、そばから離れない。
これらはあたり前の注意点ですが、日々の生活ではちょっとした気の緩みからこの原則が疎かになってしまいます。その一瞬の油断が取り返しのつかないことになってしまうのです。
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火災対策に家庭で用意しておきたい設備おすすめ人気ランキング7選
では、ここからは万が一火災が発生してしまっても、被害を最小限に抑え、人命を守るためにできる設備をご紹介します。
【火災対策に家庭で用意しておきたい設備ランキング第1位】住宅用火災報知器
火災で一番多い死因の「逃げ遅れ」を防ぐために、『住宅用火災警報器』の設置が全ての住宅に義務付けられています。これは、熱や煙を感知して火災の発生を警報音や音声で知らせるものです。いち早く火災に気づくことで、初期消火を促し煙を吸い込むことによる意識障害での逃げ遅れを防ぎます。設置場所は、寝室と寝室がある階段の上部です。住宅用火災警報器を購入する際には、基準に合格したマークがついた製品を選びましょう。
【火災対策に家庭で用意しておきたい設備ランキング第2位】 防炎カーテン
住宅火災の多くは、布製品に火種が燃え移ることにより起こっています。このような火災を防ぐために活用できるのが、『防炎品』です。素材に特殊な加工を施すことで燃えにくくなります。この加工がされた商品は、タバコやライターなどの小さな火種ならば簡単には火がつかないようになっています。もし火がついてしまった場合も、大きく燃え上がらない性質を持っています。形状安定加工、遮光1級、防炎、ウォッシャブルの多機能製品です。
【火災対策に家庭で用意しておきたい設備ランキング第3位】 防炎絨毯
日本防炎協会の防炎性能試験に合格した防炎絨毯です。公共の建物では、防炎製品を使用することが義務付けられているそです。それならば、住宅でも防炎製品を使うべきですよね?さまざまなデザイン、色、大きさがあります。お部屋の大半を占める布製品が燃えやすければ、その分火災の危険は増しますので、防炎製品に交換することは大きな防火対策になりますね。防ダニ、抗菌の作用もあり、汚れも目立たず保温性があるなら普通の絨毯よりもメリットが多いのでおすすめです。
【火災対策に家庭で用意しておきたい設備ランキング第4位】 防炎寝具カバー
火災発生時の火の延焼を防ぎ、命を守る寝具カバーです。就寝時の火災が一番恐ろしいですよね。素材そのものが難燃性のため、火種が飛んできても燃え上がることはありません。洗濯を繰り返しても防炎性能は変わりません。優れた性能を持ちながら、デザインも良いので寝具カバーを新調するなら、防炎カバーに交換した方がいいですね。
【火災対策に家庭で用意しておきたい設備ランキング第5位】 防炎パジャマ
火災の死因の大半を占める逃げ遅れ、その中でも就寝時の火災による逃げ遅れを防ぎます。燃えにくい素材でできたパジャマです。お年寄りやお子様のパジャマを防炎パジャマにすることで、就寝時の火災から避難する際に、やけどなどの被害を防ぐことができます。
【火災対策に家庭で用意しておきたい設備ランキング第6位】 エアゾール式簡易消火器
初期消火に対応したワンプッシュの消火器です。天ぷら火災、カーテンの火災などの初期消火に有効です。ノズルを火元に向けて放射して使います。スプレータイプなので、本格的な消火器より手軽に使用できます。コンパクトなので、キッチン周りに常備して置いて初期消火に役立てたいですね。
【火災対策に家庭で用意しておきたい設備ランキング第7位】 住宅用消火器
住宅用消火器は、一般家庭で使いやすいように開発されています。軽量でお年寄りやお子さんでも握りやすく、ホースがないので火元を狙いやすいデザインになっています。見た目も可愛く、目につく場所に設置していてもお部屋の雰囲気を壊しません。いざというときにすぐに取り出せる場所にないと意味がないので、見た目を気にして物置に仕舞い込みたくなるようなものより、可愛い見た目というのもある意味、防災のひとつです。
まとめ
いかがでしたか?いますぐにできる火災を防ぐ3原則を遵守しながら、防火対策の準備をしていきましょう。火災を起こさないことが大前提ですが、もし火災を起こしてしまったら、慌てずに初期消火、安全に避難を開始してください。火災は自分の住居、財産のみならず、ご近所の財産、人命までも犠牲にしかねません。絶対に我が家から火災は起こさないという強い意識で防火対策をしましょう。
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