パソコンにはなぜセキュリティが必要なの?その必要性と対策8選

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新しいパソコンを購入後や、webを頻繁に使用しない人はパソコンのセキュリティ対策をする必要がないと考えている人も少なくありません。しかし、パソコンはどこでウイルスに感染するか分からず、ウイルスに感染すると場合によっては個人情報の流出はもちろんパソコン本体が壊れるなど取り返しのつかないことになりかねません。今回は、パソコンのセキュリティの必要性とセキュリティ対策8選を紹介します。パソコンのセキュリティの必要性を知り、安全にパソコンを使いましょう。

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このページの目次
  1. パソコンにはウイルスが潜んでいる
  2. コンピュータのウイルスの被害
  3. パソコンのウイルスの侵入経路
    1. 【パソコンのウイルスの侵入経路1】webサイト経由・プログラムのインストール
    2. 【パソコンのウイルスの侵入経路2】電子メール
    3. 【パソコンのウイルスの侵入経路3】外部記憶媒体
  4. パソコンのウイルス被害
    1. 目に見える被害
    2. 目に見えない被害
  5. パソコンのウイルス被害の実例
    1. 【パソコンのウイルス被害の実例1】法執行期間を偽造した身代金要求
    2. 【パソコンのウイルス被害の実例2】インターネット口座残高がゼロになっていた
    3. 【パソコンのウイルス被害の実例3】友人からウイルス付きのメールが送られてきた
    4. 【パソコンのウイルス被害の実例4】口コミが高い便利な無料ソフトをダウンロードした結果不正サイトにつながり高額な金銭を請求された
    5. 【パソコンのウイルス被害の実例5】送信メールなどの内容が公開された
  6. パソコンのセキュリティ対策8選
    1. 【パソコンのセキュリティ対策1】セキュリティソフトを購入する
    2. 【パソコンのセキュリティ対策2】ソフトウェアの定期的なアップロードをしよう
    3. 【パソコンのセキュリティ対策3】無線LANのIDやパスワードを変更しよう
    4. 【パソコンのセキュリティ対策4】ID・パスワードの管理を徹底する
    5. 【パソコンのセキュリティ対策5】外部記憶媒体を使う時にはセキュリティ機能付きのものを使用しよう
    6. 【パソコンのセキュリティ対策6】メールの添付ファイルなどを安易に開かない
    7. 【パソコンのセキュリティ対策7】むやみにダウンロード・個人情報の入力をしない
    8. 【パソコンのセキュリティ対策8】中古パソコンはOSを初期化しているか確認して利用しよう
  7. まとめ

パソコンにはウイルスが潜んでいる

パソコンはインターネットで買い物もできるし、文章の作成や調べものもできるので便利と思う半面、ウイルスが潜んでいるんです。パソコンのウイルスとは、人間でいう風邪のようなものです。人間の風邪は、軽いものとひどいものがあり、熱や咳の症状がでるほか他の人に移すこともあります。それと同様にパソコンも、ウイルスがパソコンに感染し、動作に不具合や情報を漏洩させてしまうほか、場合によっては他のパソコンに感染してしまう恐れがあるんです。なぜパソコンのウイルスが作られているのでしょう。パソコンのウイルスは以前までは、世間を騒がせることや自分のパソコン技術を周りの人に見せるために作られていましたが、現在は、個人情報を売ったり不正にお金を請求するなど「お金儲け」を目的として作られているケースがほどんどです。

 

コンピュータのウイルスの被害

パソコンウイルスにかかった実際の被害はどのくらいあるのでしょう。ご紹介します。

コンピュータ及びセキュリティソフトを取り扱っているトレンドマイクロ株式会社の調査によるとパソコンの不正通信の数は、2019年が16万7498台、2020年が22万8215台と増加しています。この他にも、フィッシング詐欺や他の詐欺サイトへ誘導された人の数は2,500万人以上をパソコンを利用している多くの人が誘導されています。

 

パソコンのウイルスの侵入経路

パソコンにはウイルスが潜んでおり、数多く発生していることは分かりましたが、ウイルスはどのようにしてパソコンに侵入しているのでしょう。

【パソコンのウイルスの侵入経路1】webサイト経由・プログラムのインストール

1つ目はwebサイト閲覧やプログラムのインストールでウイルスに感染するケースです。コンピュータのOSやアプリケーションなどにおいて設計上の不具合が発生した場合、セキュリティが弱くなってしまいます。この状態のまま、webにアクセスするとウイルスに感染してしまいます。webサイトのアクセスは、怪しいサイトだけでなく、正規のサイトでも不正サイトとして書き換えられ感染することがありますので、十分注意しなければなりません。また、悪意のあるプログラムをインストールするとウイルスに感染してしまうことがあります。トレンドマイクロの推計によると、webサイト経由でウイルスに感染する割合が全体の92%となっています。

【パソコンのウイルスの侵入経路2】電子メール

電子メールの添付ファイル経由でウイルスに感染することがあります。身に覚えのないメールは、危険が潜んでいますので、閲覧にも注意しなければなりません。また添付ファイル以外にもHTML形式でもウイルスに感染する場合があります。

【パソコンのウイルスの侵入経路3】外部記憶媒体

ウイルスはインターネットだけではありません。外部記憶媒体と呼ばれるハードディスク以外のものからでもウイルスに感染してしまいます。外部記憶媒体は以下のものがあります。

  • USBメモリー
  • 外付けHDD/SSD
  • CD/DVD-R/BD-R
  • SD/MicroSD
  • 携帯電話など

最も多いのがUSBメモリーで、USBメモリーから感染すると、USBメモリーを差し込んだすべてのパソコンにウイルスが感染する可能性が高いです。

 

パソコンのウイルス被害

パソコンのウイルス被害は目に見える被害と目に見えない被害があります。

目に見える被害

パソコンやソフトが動かなくなる

ウイルス感染の多くがパソコンやソフトが動かなくなります。パソコンやソフトが動かなくなる原因はコンピュータが処理できる装置(CPU)の使用率が極端に上がったり、情報を保存するHDDへの負荷がかかってしまうことから発生します。そのまま放置しておくと動かなくなりパソコンが使えなくなってしまいます。

パソコンの画面上に不明なメッセージやアダルトサイトの広告が表示される

特に多いのがアダルトサイトの広告やセキュリティの警告メッセージです。アダルトサイトの広告は消そうとすると閲覧とみなされ高額な請求をされることがありますし、セキュリティの警告は音が鳴り、セキュリティが置かされていますと表示がでて偽サイトへ誘導され、個人情報を盗まれます。

パソコンの画面が崩れる

パソコン上に突然×のマークが多量に出たり、アプリのアイコンが表示されなかったりの被害がでます。この症状が出た場合、ウイルスに感染したことを疑いましょう。

ファイルが勝手に消される

「KLEZ.E」ウイルスというものにより、写真ファイルや文書・起動に必要なファイルなどさまざまなファイルを削除していく被害です。「KLEZ.E」ウイルスは、時間が経過すると特定の拡張子を持つファイルを不正なデータで上書きします。ウイルスに感染後、すぐに削除しないものもあり、油断できません。起動に必要なファイルが削除されるとパソコンが全く動かなくなります。

目に見えない被害

スパムメールが大量にくる

金銭を要求するメールやサイトへ誘導するスパムメールが大量に届く被害です。ウイルス感染により、メールアドレスなどの情報が漏れたことで発生することで、身に覚えのないメールがきた後でウイルスに感染したことが分かります。

パソコン内の写真が流出する

パソコン内の写真が流出する被害です。芸能人などにも被害が多いようですが、サイトにプライベート写真が掲載されたりとパソコン内の写真が流出してしまうことがあります。時には不正サイトに利用され、自分が分かっていないところで他の人に顔が知れ渡ってしまうので注意が必要です。

クレジットカードの情報流出

身に覚えのないクレジットカードの利用があとから気付くこともあります。不正のクレジットカード利用は、クレジットカードの個人情報が漏洩したために起こるものです。高額な請求もありますので、ネットショッピングなどでクレジットカードの情報を登録することは注意をしなければなりません。

 

パソコンのウイルス被害の実例

パソコンウイルス被害の実例を紹介します。

【パソコンのウイルス被害の実例1】法執行期間を偽造した身代金要求

メールに添付されたファイルやリンクを開くと、パソコン内のファイルが暗号化され、パソコンが使用不可能になり、法執行機関を偽造した身代金要求のメールが添付されることです。この不正プログラムのことをランサムウェアと呼び、現在増えている被害です。身代金は実在しませんが、英語で書かれていることからパニックになって金銭を振り込んだという被害もあっています。

【パソコンのウイルス被害の実例2】インターネット口座残高がゼロになっていた

インターネットバンキングからお知らせがきており、暗号化通信のSSLの鍵マークもついていたため安心して情報の再入力をすると口座の残高がゼロになっていたという被害です。ウイルスにあらかじめ感染させて、不正なお知らせを出す手口です。

【パソコンのウイルス被害の実例3】友人からウイルス付きのメールが送られてきた

友人のメールアドレスからウイルス付きのメールが送られてきたという被害です。友人から送られてくると安心してメールを開いてしまいます。しかし、この場合では、送り主以外の友人がウイルスに感染し、アドレス帳が情報漏洩した結果、友人からメールが送られてきたように偽装した被害です。

【パソコンのウイルス被害の実例4】口コミが高い便利な無料ソフトをダウンロードした結果不正サイトにつながり高額な金銭を請求された

口コミで評価の高い、無料ソフトをダウンロードした結果、不正サイトにつながり高額な金銭を請求されたケースです。ダウンロードサイトが不正リンクで、リンクを開くと不正サイトに接続され金銭を要求されます。口コミの評価も不正のことがありますので、注意しなければなりません。

【パソコンのウイルス被害の実例5】送信メールなどの内容が公開された

ファイル共有ソフトでウイルスに感染し、送信メールなどの情報が公開されてしまう被害です。ウイルスに感染したことに気付かず、知人から「あなたの情報が公開されている」と教えられたことで知ることもあります。共有ファイルの使用時は特に注意が必要です。

 

パソコンのセキュリティ対策8選

パソコンはさまざまな方法でウイルスに感染します。ウイルスに感染しないためのセキュリティ対策8選を紹介します。

【パソコンのセキュリティ対策1】セキュリティソフトを購入する

最も効果的な方法がセキュリティソフトを購入することです。セキュリティソフトは、webの不正サイトや使用しているファイルの安全を確認してくれるソフトです。価格も無料のものから有料のものまで、サポートの種類に応じてさまざまなものがあります。

【パソコンのセキュリティ対策2】ソフトウェアの定期的なアップロードをしよう

ソフトウェアにはプログラム上の不具合が頻繁に発生します。定期的なアップデートをしなければ不正アクセスによるホームページに改ざんが行われウイルスに感染する可能性があります。ソフトウェアの更新は時間がかかることもありますが、面倒だと思わずに定期的なアップロードを行いましょう。

【パソコンのセキュリティ対策3】無線LANのIDやパスワードを変更しよう

自宅の無線LANだから安心という訳ではありません。無線LANの初期IDやパスワードは決まった文字が使用されています。自宅の無線LANの情報漏洩を防ぐためにも、IDとパスワードを変更しましょう。

【パソコンのセキュリティ対策4】ID・パスワードの管理を徹底する

ネットショッピングなどのサイトに登録するIDやパスワードから個人情報が漏れることがあります。ID・パスワードの使いまわしを避け、誕生日など個人情報が分かるパスワードにはしないことを徹底しましょう。また定期的にID・パスワードを変更することもさらなるセキュリティ強化につながります。

【パソコンのセキュリティ対策5】外部記憶媒体を使う時にはセキュリティ機能付きのものを使用しよう

USBメモリーなどの外部記憶媒体は、ウイルスに感染する可能性が高いです。特に重要なデータを外部記憶媒体に入れる時はセキュリティ機能付きの外部記憶媒体を購入しましょう。

【パソコンのセキュリティ対策6】メールの添付ファイルなどを安易に開かない

メールの添付やファイルを開くとウイルスに感染する可能性があります。友人・知人のメールアドレスでもファイルがウイルスに侵されていることがありますので、友人・知人からのファイルが送られて来た際は、必ず本人に確認して開くようにしましょう。

【パソコンのセキュリティ対策7】むやみにダウンロード・個人情報の入力をしない

ソフトウエアのダウンロードにもウイルス感染の危険があります。むやみにソフトウエアをダウンロードしたり、個人情報の入力をしたりしないようにしましょう。また、無料Wi-Fiでインターネットに接続する場合、いつも使っているネットショッピングでも情報が漏洩することがあります。なるべく無料Wi-Fiでインターネットに接続している時はクレジットカードや住所などの個人情報の入力を避けましょう。

【パソコンのセキュリティ対策8】中古パソコンはOSを初期化しているか確認して利用しよう

特にメルカリやヤフオクで販売されている中古パソコンは初期化されておらず、購入したパソコン自体がウイルスに感染していることもあります。必ずOSを初期化しているか確認し、初期化されていなければ初期化した上でパソコンを使うようにしましょう。

まとめ

ウイルスはいつ発生するか分かりません。自分が対策をしていても、企業から個人情報の漏洩が起こる場合があります。ウイルスにいつ感染するか分からないという危機感を持ち、大切な写真や情報の定期的なバックアップを取っておくと安心してパソコンを使えます。

 

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