金庫の持ち去り防止策!固定や警報機(アラーム)でしっかり防犯対策

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印鑑や通帳など、大切なものを金庫にしまっても、金庫ごと持って行かれたら意味がありませんよね。家庭用の金庫は小型のもので20kg程度ですので、簡単に持ち出せてしまいます。だからと言って、大きな金庫は場所を取りますし何より高額です。

小型の金庫でも持ち去られない良い方法はないのでしょうか?

この記事では、そんなお悩みをお持ちの方のために、金庫を空き巣から守る方法について、詳しく解説して行きます。

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金庫の持ち去り防止なら固定がおすすめ

金庫を持ち去られないようにする最も確実な方法は、金庫をガッチリ固定することです。人の力では動かせないくらいしっかりと固定すれば、持ち去ることはほぼ不可能です。

金庫を固定する方法

  • 床に埋め込む
  • 壁に埋め込む
  • 床と金庫をアンカーボルトでつなぐ

床に埋め込む

金庫のキャスターの部分だけをコンクリートに埋め込む方法と、金庫全体をコンクリートで固める方法の2通りがあります。金庫全体を床に埋め込むと、外部から完全に見えなくすることができますので、高い防犯効果があります。ただ、床に穴を開けることになりますし、撤去時には大がかりな工事が必要になるのがデメリットです。

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壁に埋め込む

壁に埋め込んだ金庫の前に絵などを飾ると、完全に隠すことができます。ドラマでよく見かけますね。こちらも防犯性能が高い一方で、壁に穴を開ける必要がありますし、金庫を交換したくなったときに工事が大がかりになるのがデメリットです。

壁金庫の一覧はこちら

床と金庫をアンカーボルトでつなぐ

床がコンクリート造の場合に有効な固定方法です。木造の床だとバールなどの工具で金庫を引き剥がされてしまうので意味がありません。すべての金庫で出来るわけではありませんが、一部大型の金庫などはボルトで固定できるように底面に穴をあけられる作りになっているものがあります。

このアンカーボルト固定は金庫本体の発注とは別に、ご自身で工事業者を手配しなければならないケースが多々あります。メーカー出荷時に固定用の穴をあけて出荷し、納入されたらそこからボルト固定工事を工事業者で行うというものです。

当店でも実績あります。ご希望の方はお問い合わせください。

床に固定しない防犯対策

床に固定しなくとも防犯対策をする方法はあります。持ち運びが難しい状態にしたり、大音量などで窃盗犯を撃退する方法です。

床に固定しない防犯対策

  • ベースボード固定で持ち出し防止
  • ワイヤーや警報機(アラーム)でも防犯対策を強化

ベースボード固定で持ち出し防止

金庫の床固定に抵抗のある方には、ベースボードに固定することをおすすめします。ベースボードというのは、金庫の床設置面よりも大きなサイズの鉄板のことです。このベースボードにアンカーボルトや溶接によって金庫を固定するわけです。これなら床に固定する必要がありませんよね。

効果としてはベースボードのサイズが大きく、持ち上げたときに非常にバランスが悪いので持ち去り防止に役立ちます。

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ワイヤーや警報機(アラーム)で防犯対策を強化

手提げ金庫は安価で手軽な反面、非常に軽く、少し目を離した隙に持ち去られてしまうデメリットがあります。そこでおすすめな防犯対策が、ワイヤーによる固定です。「ワイヤーカッターで簡単に切断できるのでは?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。確かに切断することはできますが、この手間を窃盗犯は嫌がります。

また、警報機の大きなアラーム音も防犯効果が高いですので、おすすめです。警報機は金庫の振動や衝撃、傾きなどを感知してアラーム音を出します。設置方式には以下の3通りがあります。

・金庫内蔵型アラーム
・外部設置型アラーム
・内部設置型アラーム

金庫内部に設置するタイプの警報機だと、音が中にこもるのが心配ですが、十分な大きさのアラーム音を出します。電池式の警報機は電池切れに注意しましょう。

異常が発生したら電話回線で通知するタイプの警報機もあります。警備会社と契約している場合は、あえてアラーム音を出さず、セキュリティスタッフが直接対応して犯人を追い詰めます。

金庫の犯罪被害事例

ここでは金庫の犯罪被害事例を3つご紹介します。

事例1 2017年2月関東で発生した飲食店狙いの金庫破り事件

東京都在住の男3人組が、栃木県と埼玉県の飲食店から、それぞれ100万円ほどの現金が入った金庫を盗み出した容疑で逮捕されました。他にも約80件の窃盗事件への関与が疑われています。

事例2 2017年5月埼玉県で発生した連続金庫破り事件

埼玉県のパチンコ景品買取所のドアがこじ開けられ、金庫の中から現金約90万円が盗まれました。同様の事件が県内で5件相次いでいるため、同一犯による犯行と見られています。いずれの場合も事件当時、店内は無人でした。

事例3 2018年3月長崎県で発生した金庫破り事件

長崎県の男性宅の金庫から現金1000万円が盗まれました。事件当時、金庫のある部屋の窓は無施錠で、カギは同じ部屋に置いていたとのことです。警察は金庫に壊された形跡がなかったことから、窓から侵入してきた何者かがカギを使って金庫を開けたとみて捜査しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。小型の金庫は持ち去られるのが心配ですよね。重量が100kgを超える大型の金庫でも、持ち去られるリスクがないわけではありません。金庫に保管するものが、あなたにとってどのくらい価値のあるものかによって対応が違ってくるかと思いますので、慎重にご判断下さい。

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