金庫の種類 耐火金庫ってなに? 耐火時間(0.5・1・2・3・4)や材質 徹底解説

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「耐火金庫ってなに?他の金庫と何が違うの?」という疑問をお持ちの方はいらっしゃいませんか?

金庫の仕様に、たまに「耐火金庫」って書いてありますよね。金庫ほど重厚な作りなら、どんなものでも火災から守ってくれそうな気がしますが、なぜ「耐火金庫」とわざわざ書いてあるんでしょうか。実は耐火金庫には厳格な基準があり、それをクリアしない限りは「耐火金庫」と呼ぶことは出来ないんです。

この記事では、耐火金庫とは何なのか、材質などについて徹底解説して行きます。

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耐火金庫は日セフ連の厳格な基準をクリアした性能の証

日セフ連では耐火金庫の性能について、0.5時間、1時間、2時間、3時間、4時間の等級を設けています。これは文字通り、その金庫の耐火時間を表しています。

それだけではなく、
・金庫室設備、書庫室設備
・収蔵庫設備
・データ保管室設備

この3種類に分類し、それぞれに加熱試験後の庫内温度と湿度の基準を定め、分類しています。この厳格な基準をクリアしたものが「耐火金庫」と呼ばれるわけです。

そもそも日セフ連ってどういう団体なの?

日セフ連とは、「日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会」の略です。

鋼製家具類の中でも、金庫を中心に製造や販売を行う事業連合会で、
・東京セーフ・ファニチュア協同組合
・中部セーフ・ファニチュア協同組合
・大阪セーフ・ファニチュア協同組合
・中国セーフ・ファニチュア協同組合
・九州セーフ・ファニチュア協同組合
以上、全国5地区の協同組合で構成されています。

活動内容は、
・消費者に対する金庫の啓蒙・啓発活動
・金庫の耐火規格・防盗規格に関する共同研究
・環境に関する調査研究
など、多岐にわたります。

昭和16年に全国金庫連合会として発足して以来、金庫の品質向上に貢献し続けています。

耐火金庫メーカーと主な生産地はどこ?

耐火金庫メーカーには業務用を主に取扱うメーカーと、家庭用・業務用ともに取扱うメーカーがあります。まず、業務用を主に取扱う耐火金庫メーカーを5つご紹介します。

業務用を主に取扱う耐火金庫メーカー

Kumahira(クマヒラ)
Kumahira(クマヒラ)の製品は防火性能だけでなく防盗性能にも非常に優れているのが特徴です。
ITOKI(イトーキ)
ITOKI(イトーキ)は、オフィス家具とフィットしたデザインの耐火金庫を提供しています。
PLUS(プラス)
PLUS(プラス)もITOKI(イトーキ)同様、オフィス家具とフィットしたデザインの耐火金庫を提供しています。
okamura(オカムラ)
okamura(オカムラ)は品数こそ多くありませんが、スタイリッシュなデザインが売りです。

次に、家庭用・業務用ともに取扱うメーカーを5つご紹介します。

家庭用・業務用ともに取扱うメーカー

日本アイ・エス・ケイ
日本アイ・エス・ケイは、業務用・家庭用ともに品揃えが非常に豊富なのが特徴です。家庭用については、壁や床に埋め込むタイプのものもあります。
日本アイ・エス・ケイの金庫一覧
Diamond Safe(ダイヤセーフ)
Diamond Safe(ダイヤセーフ)もラインナップが充実しているのはもちろん、家庭用防火金庫は価格が安いのが強みです。
ダイヤセーフの金庫一覧
EIKO(エーコー)
EIKO(エーコー)は日本アイ・エス・ケイと同様に、業務用・家庭用ともに品揃えが非常に豊富なのが特徴です。家庭用については、壁や床に埋め込むタイプのものもあります。
エーコーの金庫一覧
diplomat(ディプロマット)
diplomat(ディプロマット)はデザイン性に優れた家庭用耐火金庫を提供しています。色数が豊富で、質感も様々です。
ディプロマットの金庫一覧
KOKUYO(コクヨ)
KOKUYO(コクヨ)は家庭用の取り扱いもありますが、業務用の耐火金庫がメインです。

耐火金庫の主な生産地は日本です。例えばサガワや日本アイ・エス・ケイ、クマヒラの金庫は純日本産です。しかし、エーコーはタイにも工場がありますし、プラスはベトナムと中国に6箇所の工場を持っています。また、ディプロマットのように韓国のメーカーもあります。

耐火金庫って何でできてるの?材質は?

耐火金庫は外部がスチールで、内部は気泡コンクリートという構造になっています。気泡コンクリートというのは、多数の気泡を含んだ耐火用のコンクリート材です。何故内部が気泡コンクリートになっているのかというと、スチールだけでは火災の高温に耐えられないからです。

気泡コンクリートには水分が含まれており、火災が発生するとその水分の気化熱により、金庫内部を冷却する仕組みになっています。また、この水分は年数が経つと蒸発してしまいますので、耐火金庫の耐用年数は20年となっています。

まとめ

耐火金庫は日セフ連によって、用途ごとに性能基準が厳格に定められています。メーカーや生産地はさまざまですが、基準を満たさない限りは耐火金庫として認められませんので、安心して運用できそうですね。

逆に耐火金庫の性能を持たない製品は、火災発生時に内部の温度が高温となってしまいます。耐火性能を必要とする場合は、耐火金庫なのかどうかきちんと確認するようにしましょう。

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